なぜ勉強をするのか?なぜ勉強をしなければならないのか?その理由とは!

「なぜ勉強をしなければいけないの?」と聞かれたとき、皆さんならどう答えますか?
学校で習うことは、生きていく上で、全部が全部必要なわけではありません。
皆さんも「なんでこんなことを勉強しなきゃいけないんだろう」と思ったことが一度はあると思います。

そんなとき、納得できる答えがあったら、勉強も頑張れますし、もしかしたら今の自分とは違う人生を歩んでいたのではないでしょうか。
今回は、いくつかの理由から、皆さんやお子様が納得できるものが見つかれば幸いです。

1、人生を豊かにするため

人生を豊かに生きるために、私たちは子供の頃から勉強をしています。
例えば、星空を見上げた時、何も知識がなければ「キレイだな」 「何かが光っているな」 で終わりです。
しかし、理科を学ぶことで、歴史を感じたり、新たな疑問を生んだりします。
美術館で絵を見たときも、時代背景を知っていれば、その面白さが増します。

勉強をする上で、自分の興味が湧くことが見つかったり、その先一生歩むかもしれない進路が決まったりもします。
勉強をすることは、自分の人生を豊かにすることでもあるのです。




2、自分のやりたいことが見つかったときにそれをできるようにするため

例えば、高校生がある経験を経て、「医師になりたい」と思ったとします。
しかし、それまで全く勉強をしていなかったら、その道はかなり険しいものになります。
なりたい職業や夢によっては、卒業しなければならない大学の学部が決まっていたり、勉強しなければいけない受験科目が決まっていたりします。

逆に言うと、学力がついていれば、やりたいことが見つかったとき、選択肢がかなり広がります。
今は将来の夢もやりたいことも分からない、という子にも、勉強する意味を見出せる理由となるでしょう。



3、必要ないと思っている勉強は実は日々生きている

例えば、数学で出てくる√(ルート)の計算は、一体人生で何の役に立つのだろう?と思うかもしれません。
しかし、√の計算は、建築の現場などで広く活用されています。
このように、様々な仕事や生活で必要となる知識の基礎の基礎を、実は義務教育で学んでいるのです。

車を買うとき、歌を歌うとき、スポーツをするとき、私には関係ない!と思うようなことでも、勉強を通して得たいろんな知識を無意識のうちに活用しています。
狭い視野で見れば「必要のない」ことかもしれませんが、広い目で見れば、必要なことです。必要であるから学んでいるのでしょう。




4、生きていく上で必要な「理解力」を身に着けている

現代を生きていく上では、学校で習わないたくさんのことを自分で理解する必要があります。
税金のこと、保険のこと、問題が起きた時に解決する方法など、自分から学ばなければ教えてくれないことは意外と多いです。

ところが学校では、わからないことを教えてくれ、様々な教科を通して、理解していくことの練習をすることができます。
小学校で習う計算問題も解けないような人間に、確定申告などできるでしょうか?
小学校で習う国語の文章が読めない人間が、同意書などにサインをして大丈夫でしょうか?

確かに、勉強ができなくてもなんとかなることもたくさんあります。しかし、理解力を身に着けることは、生きるためであり、自分の身を守ることでもあるのです。



いかがでしたでしょうか。なぜ勉強をしなければならないのか、という問いには、無限の答えがあるでしょう。
この「なぜ」に気づいたとき、私たちは「もっと勉強しておけばよかった」と思うことになります。
ぜひ頭が柔軟で何でもできる子供の時期に、自分なりの理由を見つけてほしいですね。