実際に体験したタイミング法の流れと感想!妊活・不妊治療の第一歩。

不妊治療の第一段階として行われるのが「タイミング法」。
調べてはみるもののいざ病院へ行くとなると、どんなことをするんだろうと緊張しますよね。
今回は、私の実体験をもとに、どのような流れで治療をするのか、レポートしていきたいと思います。
これから本格的に妊活を始める方は、ぜひ参考にしてくださいね。


・タイミング法ではどんなことをするの?

タイミング法とは、最も妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、タイミングをとる方法です。
基礎体温表をつけて自分で排卵日を予測する、自己タイミング法というのもありますが、今回は、クリニックでのタイミング法について書いていきます。

大きく分けると、基礎体温表を見せる、排卵検査薬(尿検査)をする、卵胞チェック(エコー検査)をするなどの方法があります。

最近は「基礎体温表は参考程度」という方針の病院も多く、測らなくてもよいという医師もいます。
排卵検査薬も体質やその時々によって反応しないこともあり、
一番確実に排卵日を予測できるのは、卵胞チェック(エコー検査)となります。

初診はさまざまな検査をすることからはじまります。
周期によってできる検査が異なりますので、1か月~2か月は検査だけという場合も多いです。
それで、何に問題があったかで治療法はだいぶ変わります。


・私の場合=排卵がされていなかった

通常毎月1回排卵するはずが、私はずっとなかったのではないかと言われました。
特に何か検査で異常があったわけではないのですが、ホルモンのバランス的に卵胞が育ちにくい体質といった感じでした。
(このように異常の有無=妊娠の確率ではないということがよくあります)

排卵が正常に起きていた場合は、そのままタイミング法に入ります。
(男性側に原因がある場合は、違うステップに進んだりもします)
卵胞が育たず、排卵が起きていない場合は、まず、卵胞を育てることからはじめます。


・卵胞が育たず、排卵が起きていない場合の治療の流れ

1、生理開始日5日目から卵胞を育てる薬を飲みます。(例:クロミッド)

2、数日間飲み、その後卵胞チェック(エコー検査)でどのくらいの大きさになっているか確認します。

3、育っていない場合は、薬を追加もしくは注射を打ちます。

4、飲み薬の追加には限度があるので、それでも育たない場合は、二日に1度ほど注射を打つことになります。

5、卵胞が育ったら医師から排卵日(予測)が告げられ、その日にタイミングをとります

6、数日後、排卵したかどうかのチェックをします(内膜が薄い場合は投薬あり)

7、その後黄体ホルモンを補う薬を飲みます(例:ルトラール)

8、排卵日から二週間後くらいに妊娠しているか検査or生理がきたら診察

だいたいこういった流れです。
ただし、初めの方はどのくらい薬や注射で刺激をすれば排卵に至るかが分からないので、排卵せずに1周期終わったりすることもあり、長期戦を覚悟したほうがいいです。
また、飲む薬の種類や量は、その時の状態によってかなり変わってきますので、不安なことは医師に確認して、不必要に心配してストレスを溜めないようにしましょう。


・タイミング法をやってみた感想

まず、薬をいろいろ飲むので、副作用がある方もいるようですが、私はどの薬もほとんどありませんでした。
卵胞チェックは最近は緊張しますし、違和感もありますが、月に何度もするのですぐ慣れます…。痛みもほとんどありません。

注射は筋肉注射なので痛いです。ですが、耐えられないほどの痛みではありません。
自己注射ができるクリニックもあるようですが、私は通院で打っていました。
平均すると4本は注射を打ちました。中には7本も打つ方もいるので、本当にさまざまです。
ちなみに、注射が上手な看護師さんもいて、全然痛くないこともありました。

私の場合は、排卵後の排卵痛が結構きつかったです。
しかし、一番辛いのはやはりメンタル面だと思います。

ホルモン剤を投与してますので、気持ちに揺らぎがあったり、夫婦間で意識の差があってもやもやしたり、毎月毎月しょっちゅうクリニックに通い、お金もかかることですし、痛い思いをすることもあるので、しんどくなる人がほとんどだと思います。

そして何より、結果が出ないということが何より辛いです。
周りからのプレッシャーもありますし、友人親戚が出産すれば焦りも生まれます。
とにかく夫婦で協力しあって、自分なりの息抜きを見つけて精神を保って取り組んでいくことが必要だと感じました。


これから不妊治療に取り組んでいく方は、不安もたくさんあると思いますが、治療を始めてすぐ授かる人も大勢います。
前向きに頑張っていきましょう。