鼻茸とは?原因・予防法・治療は?鼻茸を放置するとどうなる?

皆さんは「鼻茸」という言葉を聞いたことがありますか?
最近、チョコプラの長田さんが医療系のテレビ番組で「10年鼻づまりに悩まされている」と告げたところ、鼻茸が見つかり、手術が決まったことで話題となりました。

茸といえば、松茸、舞茸、椎茸など、キノコを指すイメージがありますよね。
鼻にキノコ!?と思うかもしれませんが、キノコではありません。
今回はそんな謎に包まれた鼻茸について調べてみました。

鼻茸とは?

鼻茸(はなたけ)とは、鼻や副鼻腔の炎症が続いたときにできる、鼻ポリープです。
鼻や副鼻腔の粘膜が腫れて垂れ下がり、キノコ状になるので鼻茸と呼ばれています。

1つだけの場合もあれば、複数できることもあり、片側だけではなく、両側の鼻の中にできることもあります。

鼻茸があるかどうかについては自覚がないことも多いようです。
慢性的な副鼻腔炎の方などがなりやすく、ウイルス性やアレルギーなどによってもできることがあります。



鼻茸の症状は?


鼻茸は匂いを感じる部分や空気が通る部分にできるので、鼻づまりや匂いを感じづらくなります。
またそれによって、味を感じづらくなることもあります。
その他、くしゃみやかゆみ、頭痛、のどの奥の違和感などの症状もあるようです。


鼻茸の予防法は?

鼻茸の原因となる副鼻腔炎で最も多いのが、風邪やインフルエンザのようなウイルス・細菌の感染です。

なので、風邪の予防をすることが鼻茸の予防にも繋がっています。
また、風邪を引いてしまっても長引かせず完治させましょう。

自分の鼻や目、口、顔などを触ることが多い方は、風邪やインフルエンザにかかりやすいです。
手洗いなどの基本的な予防を日々行うことが大切です。



鼻茸の治療法は?

鼻茸が小さい場合は、ステロイドの飲み薬を服用します。
鼻茸が大きい場合や、鼻・副鼻腔の炎症が強い場合には、内視鏡を使った手術が行われることもあります。
手術は、状況によりますが、片方30分程度で終わり、日帰り手術が可能です。ただし、手術後は、点鼻薬や点滴などで通院が必要になります。

一度完治したと思われた場合にも、再発することがありますので注意が必要です。
また、慢性副鼻腔炎などの場合は、症状が和らいでも完治する前に治療をやめたりせず、最後まで通院することが予防になります。



鼻茸を放置するとどうなる?

鼻茸が自然に消滅することはまずありません。

治療をせず放置すると、鼻づまり、鼻水がのどに回る、顔面の痛み、いびき、鼻から分泌物が出る、嗅覚が低下するなどが起こります。
ひどい場合は、鼻で呼吸ができなくなったり、鼻茸が鼻の穴から出てくることもあるようです。

鼻づまりが治らない、匂いがわかりづらい、などの症状に気づいたら、早めに病院へ行きましょう。



鼻にポリープと聞くと驚いてしまいますが、放置し続けなければ、治療も早く終わります。
鼻が利かない、鼻づまりに悩んでいるという方は、早めに病院へ行くことをおすすめします。