秘書検定の勉強法!おすすめの参考書・問題集は?何級を受けるのが良い?

何か資格を取りたいけど、がっつりスクールに通う時間はないってこと、よくありますよね。
私は「秘書検定」を独学でお金もあまりかけずに、しかも短期間で取得することができました。
では、どのように勉強するのがいいのでしょうか。
今回は、秘書検定をこれから受ける方の参考になるように、その勉強法をお伝えしたいと思います!


1、秘書検定で何を学ぶ?

秘書検定とは、かみ砕いていうと、「表情」「態度」「振る舞い」「言葉遣い」「話し方」などの要素で、人に良い印象を与える方法は何かというところが問われています。
秘書検定は、社会人なら誰でも備えておかなければならない基本的な常識を、「秘書技能」という名称にして問題として出題しています。
「常識」なので秘書検定の勉強は日常に大変役に立ちますし、内容も専門知識というよりは、誰にでも取っ掛かりやすいものとなっています。
また、「感じがよい」と思ってもらえる表し方はどのようにすることが必要か、学べるようになっています。


2、何級を受ければよい?

段階を踏んで受けたい方は3級から臨んでもいいと思いますし、社会での一般常識に自信がある方は準1級から臨んでもいいと思います。
私は3級を受けずに、2級をいきなり受けて、一発合格しました。
問題を見てみて、2級からくらいがちょうどいいと思ったのと、準1級からは面接試験があるためひとまず筆記試験のみの級を受けてみることにしました。

各級のレベルは下記の通りです。

<3級>
基本的な職場常識を問われます。
上司が効率よく仕事を遂行するためには、秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか、などの基本部分を問う級です。
よく学生さんも受けられています。

<2級>
3級より少し複雑な場面設定になります。上司の身の回りの世話や手助けを適切に行うための優先順位も考えることが必要になってきます。
感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われる級です。
社会人はもちろん、就活にも役立つ級です。

<準1級>
上司から相談を受けたり後輩へのアドバイスを求められたりと、物事の判断力や対応力が求められる中堅の秘書像が準1級のレベルです。
この級から筆記試験合格の後、二次試験(面接試験)があり、人柄の表現力が問われます。面接の練習が必要にはなりますが、この経験は大変身になると思います。

<1級>
上司が携わっている仕事を理解して、秘書が今何をしなければならないかを判断したり、上司が常に動きやすいように、先を読んでサポートするといった上級の秘書の能力を求められるのが1級です。
現役秘書の方や社会人の方が、日ごろの仕事の仕方を振り返るために受験していることもあります。


3、勉強法

秘書検定を取得するには、スクールに通う、通信講座を受けるなどがありますが、私は完全独学で取得しました。
勉強期間は1か月程度です。
やや短めですが、毎日空き時間に進めることでしっかり記憶することができました。
たくさん勉強するに越したことはないので、申し込みを決めた時点で勉強を始めるといいと思います。

①まずは本を買う

私が勉強に使ったのは、書店で売っている本2冊のみ!
絶対買ったほうがいいと思うのは、実務技能検定協会編集で早稲田教育出版が出している公式問題集「秘書検定2級 実問題集」です。(もちろん他の級もあります)
検定を受けるにあたって、過去問をやるのは必須ともいえます。
こちらは過去問がたくさん載っていて、数年前まで遡って解くのも効果的です。

もう1冊私が購入したのは、KADOKAWA/中経出版の「出る順問題集 秘書検定2級に面白いほど受かる本」です。
こちらはテキスト(解説)と問題が交互にくるようになっていて、内容理解という面でとても役に立ちました。

私が大事だと思うのは、参考書と問題集、両方買うことです。参考書ばかり買っても、実際の問題を解く力は尽きませんし、問題集を解くだけでは理解不足となってしまいます。
本は自分が気に入ったものでよいと思いますが、どんな本かよくみて買ってみてくださいね。


②参考書を読み解く

秘書検定で大切なことは、しっかりと内容の意味を理解することです。
似たような出題は毎年ありますが、書き方が違うだけで、全く違う答えとなってしまいます。
したがって、答えを覚えるような勉強法はあまりお勧めできません。
大変かもしれませんが、全体の流れやなぜそうなるかをしっかりと理解することで、あらゆる問題に対応できるようになります。

まずは、参考書(テキスト)をしっかり読みましょう。学校でもまず教科書を読んだりしますよね。読むだけでも記憶に残ります。そして、何度も読み直しましょう。この時、覚えることよりも、理解することを意識します。


③参考書の問題を解いてみる

テキストを読んでもう大体のことはつかめたと思ったら、参考書についている問題をやってみてください。
そして、間違えた問題は答えを見るだけでなく、もう一度テキストに戻ってしっかり理解を深めます。
自分のペースで、時間がかかっても大丈夫です。
間違えた問題には印をつけ、時間をあけて間違えなくなるまで何度も解き直します。


④過去問(問題集)を解く

参考書の問題が間違えずに解けるようになったら、過去問や問題集を解きます。過去問は間違えなくなるまで何周もやりましょう。
これも同じく、間違えた問題は答えを見るだけでなく、もう一度テキストに戻って根本が分かっているか確認します。
すると、出題パターンや自分が間違えやすい分野がみえてきます。試験前はそこを中心に勉強するといいでしょう。

過去問は、練習というより、本番という気持ちで時間を計って解きました。
参考書と同じように、自分のペースで解いていては、実際に自分にどのくらいの実力がついたのか分かりません。
自己採点で合格圏内なのか圏外なのかどうかを知り、勉強のペースをアップさせることもできます。

とにかく、大切なのは「反復」!それに尽きると思います!


いかがでしたでしょうか。しっかり勉強すれば短期間でも1発で合格することができる資格だと思います。皆さんも、自信をもって試験に挑んでくださいね。